2012 ワースト10

映画は必ず褒めなければいけない。しかし、これが意外と...

1位先生を流産させる会

映画というのは誰かが大金をはたいて作っているものだから、所詮1500以下の金しか払っていない私がとやかく批判するのは良くないと思っている。何か一つでも褒めようと心がけている。しかし、この作品は本当に褒めるのが難しかった。園子温や井口昇といったゲテモノ映画監督の作品を好んでいる私ですらどん引きだ。まあ、タイトル通りのことを試みた鬼畜な女学生の演技は上手かった。しかし冒頭のある動物を凄惨な方法で殺すシーンしかり、先生への攻撃方法がえぐすぎて自分の許容範囲を超えてしまった。実際の事件は男子生徒が行ったのに、女子生徒に変更されているところも不明だった。
この作品はもう二度と見たくないな。

2位もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

日本映画界は「ドラマ」と「映画」の線引きがよく出来ていない。

2時間の特番で放映すればいい内容を「前田敦子が出ている=稼げる」と言わんばかりに

劇場上映したが、本当に金を払って観る必要があるのか?

原作は、あえて陳腐なストーリーを起用することで誰にでも優しくドラッカーの「マネジメント」を解説するという素晴らしいテクニックを使っている。このありきたりなストーリーに沢山のコンテンツを含ませたから良かったのであり、そのコンテンツを抜いたらルー無しカレー同然である。しかしそんなひどい内容に加え、まだ大根役者(「苦役列車」を観ていないので評価できない)だった前田の凄惨な演技に辟易したが、大泉洋が及第点の演技でフォローし、意外にも峯岸みなみの演技が良かったのが救いだった。それにしても映画を観ている感じが「ROOKIES-卒業-」よりもしなかったなー

3位GANTZ PERFECT ANSWER

 

タイトルがまずかったなー。原作読んでいないからよく分からないが、私の知人曰く原作も複雑怪奇な展開になっているようだ。数十巻もでていて、複雑怪奇な作品を2部作にするまではまだ良かった。「キル・ビル」スタイルで前編をアクション満載にし、後編を謎解きにするまでは良かった。しかし、後編では「PERFECT ANSWER」という看板を背負っているにも関わらず微分にも疑問を解決してはくれなかった。結局黒い玉の正体も、「何故星人と戦わなくてはいけないのか?」もよく分からなかった。前編のアクションが面白かっただけに、かなりがっかりした作品でした。

4位ダーリンは外国人

 

私の好きな映画ジャンルに「『外国人が見た日本』を扱った映画」がある。例えば「ラーメンガール」では外国人OLが同僚に「どうやったらラーメン屋さんになれるのですか」と聞いたり、「キル・ビル」では寿司屋なのに目の前のショーウィンドーに魚がなかったりとどこか可笑しいシーンがある。異文化の認識差ってこんなにも面白いんだなと目覚めて、日本と外国の文化差を扱った作品は隈無く観るようにしている。しかし、この作品では原作だとメッチャ異文化差について楽しくほのぼのと解説していたので面白かったのに、その要素を一切排除してしまったのだ。ラブシーンや出会いのシーン、漫画が描けずに葛藤するシーンを盛り込んでも悪くはないが、折角ダーリンは外国人なのだから異文化ならではの心理描写を描かないとアカンと思いました。

P.S.「ダーリンは黒人」を作ってみたら面白そうだな。

ラテン系でケバブ屋を営んでいる黒人の日本生活期。私が映画監督になったら作ってみたい題材だ。

5位 L CHANGE THE WORLD

これは松山ケンイチのPVかな?

あまりに原作レイプ過ぎてストーリーが断片的にしか思い出せない。

なんか間抜けな敵が細菌兵器で暴れて自爆し、飛行機内でてんやわんやの大騒動。

一方Lは幼女をつれて(端から見ると、怪しい誘拐犯にしか見えない)、原作だとスポーツ万能なくせに必死感あふれるアクション。Lって身体能力も知能も最強だから原作では緊張感が漂っていたのに、ここではLが危なすぎて緊張するって事態になってしまっている。しかも、Lって死神との契約を結んでいたから、確か死んでも蘇るはずだ。この契約はストーリー構成上大きな壁になっているからそもそも、スピンオフを作るのが間違っていた。

そしてしまいには、FBIにナンチャンを持ってくるという邦画界の悪い癖まで披露。松山ケンイチの演技力をただ消費しただけの作品でした。ケンイチ好きじゃなきゃ観るに耐えかねるなー

6位白雪姫と鏡の女王

 

白雪姫の眉毛の太さでげんなりし、苦手なジュリア・ロバーツが豪勢に暴れているところでもげんなりした。そしてストーリーも直線的で結局3重のげんなりを味わった。

この前亡くなった石岡瑛子の衣装デザインはなかなか良かったが、美の拷問を受けたような作品でした。

7エンジェル・ウォーズ

 

精神科にいる女たちが妄想によって脱獄を図る話。日本好きのザック・スナイダーが、やりたかったことはよく分かる。戦う女子高生をゲームの世界っぽく描きたかったんだな!

しかし、アクションが予告編の勢いを多く句下回っていてがっかりした。さらに、ストーリーも精神異常者が妄想で脱獄する話だから、全然感情移入出来ないという有様だ。

日本を好きになってくれるのはありがたい。しかし、作るなら「キル・ビル」みたいにぶっ飛んだアクションを目指してほしかった。

 

8位おおかみこどもの雨と雪

 

ヴィジュアルだけなら高評価なのだが、ストーリーが女性を敵に回す酷いモノだ。

簡単に要約すると、オオカミによってお腹に奇形児を宿された女性の孤独な奮闘記である。

まず、オオカミと子作りをするストーリーがナンセンスだ。しかも、それを子ども向け映画のように宣伝する人たちもナンセンスだ。そしてまずこんな奇形児が生まれたら病院に報告するはずなのに、母性愛が邪魔して分娩すら自分で行う悲しさ。さりげなく狂気である。監督の妄想もここまできたら危ない領域だ。これは女性の方怒るだろうなと思った。やはりファンタジーもそれなりの倫理をわきまえないといけないもんだとつくづく感じさせられた。

9位BALLAD 名もなき恋のうた

 

実は元ネタのクレヨンしんちゃん映画を観ていない。

でもこれは明らかに原作から重要な要素を抜いてしまった。

ただでさえ、子ども向けアニメが原作なので実写化したらライトな時代劇になるのが予想できる。ライトな時代劇になるのなら、クレヨンしんちゃんの下ネタやそこまでいかないとしてもユーモア・ギャグを充実させてほしかった。現代人が戦国時代に段々溶け込んでいく感じは良かったけれど、チョー甘口カレーのごとく食べ応えがよろしくなかった。

 

10位GLEE THE 3D CONCERT MOVIE

 

グリーのコンサート模様を映し出すモノと思いきや、某一日耐久TV特番のように人生に障害を抱えた人の奮闘記になってしまった作品。あまりに、GLEEの中身と関係ないことばっかりしていてたるかった。確かに、人生に障害を持った人の奮闘記は観客にとっては胸打たれ、彼女らにとっては自分の知名度が上がるからいいかもしれない。しかし、アピールする場所を間違えている気がする。とは言え、GLEEの良さは伝わってきたので少し安心した。

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