「レッド・ライト」:TOHOシネマズ六本木

やりすぎvsやりすぎ

「レッド・ライト」:評価30

監督:ロドリゴ・コルテス 出演:ロバート・デ・ニーロ、シガニー・ウィーバーetc

 

 ミステリーものは一瞬でトリックが見抜けてしまうと虚しいものである。この作品は予告編の警告通り注意深く観ようとしたら、映画好き、あるいはマジックに興味がある人はすぐ分かってしまうネタの応酬でがっかりした。

 しかも、主人公のゲスさには呆れるもんだ。「そこまでして偉大な奇術師のトリックを見破りたいの?別に犯罪者ではないよ?」と思ってしまった(ラストで一応彼の執着の原因は分かるけど腑に落ちない)。そして例の奇術師も奇術師で、全力で科学者組織を出し抜こうと必死である。落ち着いているっちゃ落ち着いているけど、やり方が激し過ぎだ。

 そんな感じで全く感情移入できないまま、小出しによくある手品のネタばらしをちまちまとやり、もはや「いかに早く突っ込めるでしょうゲーム」になってしまった。もちろん、私もこうなったら楽しむしかないと「あっ突っ込み数秒遅かった」「えっ答え合わせないの?」とハイテンションで観ました。

 そんな、感じでエンディングもしょぼいのかなと思いきや、監督は苦し紛れの大大どんでん返しを披露。しかし、確かに説明付く場面もあるけれど腑に落ちなさすぎてビックリだ。まるでよくある夢オチのような雑などんでん返しにため息が漏れた。

 まあオープニングはメッチャ格好良かったし、デニーロの演技も良かったけれど、脚本が死亡していたとしか言いようがなかった...m(_ _)m