「DRAGON BALL Z 神と神」:TOHOシネマズ府中にて

「紙」並にしょうも無い「神」

「DRAGON BALL Z 神と神」:評価70

監督:細田雅弘 出演:野沢雅子、堀川りょう、草尾毅etc

 

 劇場版として約20年もの沈黙を破って出現した今作。CG技術の発展で戦闘シーンがアメリカのアニメチックになっているのが話題となっている。

 私はフリーパスがあるのをいい気に、愉快な少年達に囲まれ、申し訳なさそうに付いている入場者プレゼントのドラゴンボールペンを握りしめて観た。

 第一声は、「CG使わなくて良かったんじゃない?」と思うほど一般的アニメと変わらないタッチでした。アクションシーンにCGを使うことで、リアルな感じは醸し出せているが無駄だったなと感じた。

 でもストーリーはギャグ過ぎて面白かった。予告編で薄々気づいていたが、破壊神ビルスが間抜けすぎるのだ!性格や行動、地球破壊の意図が幼稚すぎて笑えた。それに拍車を掛けるのが孫悟空。こともあろうか、神に喧嘩を売ってしまう。しかも地球破壊の危機に瀕しているのに、「俺たちの地球を壊さないでくれよな」と間抜け口調で語り、おまけに神と戦ってみたいが故に地球をコストとして払ってしまう。

 敬虔な宗教家がみたらご立腹される作品だが、無神国日本の人が観たら文化祭なみのどんちゃん騒ぎに大満足するだろう。

 野沢雅子の三役演技も老いを知らないかのような迫力で素晴らしく、満足した作品でした。