アンディ・ウォーホル映画回顧録行ってきたぞ!

「ブロウ・ジョブ」&「ヴィニール」

 イメージフォーラム「アンディ・ウォーホル映画回顧展2014」が開催されており、本日最終日。チェ・ブンブンは知り合いと観に行きました。本当は「チェルシー・ガールズ」を観ようと思ったのだが、3時間も体力勝負クレイジーな映画を観るのは辛かったので妥協。「ブロウ・ジョブ」と「ヴィニール」を観ました。

「ブロウ・ジョブ」

監督:アンディ・ウォーホール

 

一人の男のやつれきった動きを35分間魅せられる衝撃作。

まさに動く絵画である。男と影と光が織りなす様々な形、

そして、フレーム外で変なことをしているように見える

時に苦しそうに、時に満足に満ちあふれた男の顔。

なんか、ピンク映画館で上映していたらゲイゲイしい

劇場に熱がこもりそうな作品と言えよう。

朝井リョウ曰く、面白半分でピンク映画館に入ると襲われるらしい。

「ヴィニール」

監督:アンディ・ウォーホール

出演:ジェラード・マランガ、イーディ・セジウィック

 

実は「時計じかけのオレンジ」の原作を初めて映画化したのはキューブリックではなく、

ウォーホールである。どうりで内容が酷似していると思った。

でキューブリックと違い、この「時計じかけのオレンジ」は一つの空間だけで

起承転結が繰り広げられるのだ。

弱い者いじめ、拷問から始まり、刃向かう下僕に制裁を加えようとしたらカウンター。

そのまま、拷問される。この作品の見所は主人公の暴力男が仲間に弱者を拷問させるシーンがあるのだが、主人公が仲間にはめられて拷問刑に遭っても、その弱者の拷問は続いているのだ。そして段々主人公も、反対側にいる弱者と同じような人格へとマインドコントロールされていく様子がリアルで怖い。一つの部屋で空間をねじ曲げ、一人の男の栄枯盛衰を描ききる。よっぽどの想像力がないとこんな映画作れない。

ますますウォーホールが好きになりました。