「エヴァの告白」:TOHOシネマズシャンテにて

一筋縄じゃいかないぞシンデレラ

「エヴァの告白」:評価80

監督:ジェームズ・グレイ 出演:マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックスetc

 

 不幸の女性が王子様に救われる話はよくある。

 しかし、問題は救われた後だ。

 

 この話は、二人の王子様がお姫様を巡って争奪戦をする壮絶なシンデレラストーリーとなっている。一人目の王子様は、アメリカ移住を断られそうになった悲劇のヒロインを救い出し、病気でエリス島に監禁されている妹を金で救助できるまで養おうとする。しかし、彼の職業はショービジネス。映画に居場所を奪われつつある劇場のオーナーだけに厳しい金銭情勢だ。ついに、敬虔なヒロインを娼婦にまで陥れてしまう。

 

 さて、またしても悲劇に見舞われるヒロインの元に新たな王子様が現れる。一人目の王子様の元でマジシャンとして勤務する男だ。さて、始まりましたヒロインを巡る抗争。凄まじく、想像以上に緊迫の連続でした。

 

 段々感情を失っていくヒロイン。一見シンデレラストーリーに見せかけといて、二転三転するストーリー。敬虔なヒロインが妹を救うために敬虔を失い感情さえも失う様子をコティヤールが熱演。そして、「ザ・マスター」同様の恐怖をホアキンが再演

 

 切ないを通り超して「アルゴ」のようなスリルがあったぞ!

 予告編は時に観客を裏切る。「エヴァの告白」は良い意味で裏切ってくれた作品だ。