「ロボコップ(2014)」:イオンシネマ市川妙典にて

主役を食う脇役たち

「ロボコップ(2014)」: 評価70

監督:ジョゼ・パジーリャ 

出演:ジョエル・キナマン、ゲイリー・オールドマン、サミュエル・L・ジャクソン

 

 「トータル・リコール」や「ショー・ガール」などと言った異色作を生み出した鬼才バーホーベンの「ロボコップ」リメイク。日本では戦隊ものがあるため、重厚なコスプレ男が戦うところに斬新を見出すのは難しい。ましてやリメイクときた。でも想像以上に楽しめるのが2014年の「ロボコップ」である。

 

 監督がまず、特殊警察作戦大隊の奮闘をリアルに描いた「エリート・スクワッド」のジョゼ・パジーリャである。旧ロボコップ特有の設定は近代だが、所々現代に見えるシーンを見事に再現していた。また、「エリート・スクワッド」で潜入映画の撮り方をマスターしているため、赤外線レーダー、熱源レーダー、主観など様々な戦闘シーンのスタイルを魅せてくれて飽きることがない。

 

 そして、この作品最大の目玉は脇役である。まず、毛の生えたサミュエルが観られる。異様な違和感を漂わせ、プロパガンダしまくる彼の怪演、敵よりも悪に満ち溢れた演技に釘付けになった。そして、博士役のゲイリー・オールドマンも素敵である。「裏切りのサーカス」のスマイリー役をもっと草食系にした演技で、陰謀に買収されることに刃向う博士を熱演していた。

 

 「ロボコップ」それは主役よりも脇役に注目すべき作品だったのかな?